企業や行政機関等の経験や知識を少なからず備えた人たちの集まりです。今まで各組織に世話になり、育てられた社会に対して「何らかの恩返しを!」との思いから当会を設立し、社会貢献に寄与できる事業をつくりだそうといろいろと模索しながら「ボランティア・サポート・プログラム」の「ロード・レポーター制度」に参加したり、文化財啓発運動や環境調査活動などに積極的に挑んでいるグループです。

KKI活動略歴と主な実績

2002年2月特定非営利活動組織「関西環境とインフラを考える会」創設
2003年3月「世界水フォーラム」(京都国際会館)で国の内外からの参加者等の案内役として協力
2003年2~3月淀川水系河川整備計画(国土交通省)の市民説明会等の協力
2003年10月国土交通省奈良国道事務所の「ボランティア・サポート・プログラム」の一環「ロードレポーター制 度」の実施協定を締結し、現在に至る。
2004年4月内閣府より「特定非営利活動法人」の設立認証を受ける
2004年8月国土交通省の「道の日」のイベント「道の燈花会」に協力参加(2005年8月も参加)
2005年1月「琵琶湖・淀川流域」((財)琵琶湖水質保全機構主催)の意見交換会に出席
2007年6~9月河川等環境再生調査活動で「河川の水質調査」実施し現在にいたっている。この年
2009年6月文化財啓発運動として、古都奈良の遺跡、遺構等を講師の方の説明とともに散策し、啓発する。
この年から年計6回実施
2009年6月国土交通省関係の国家資格取得のための各種検定試験の監督業務等に協力(2009年から現在に至る。)
2009年10月平城京遷都1300年祭を前に奈良市内の市道を中心に安全・安心をテーマに道路の構造物、付属施設などの点検・巡視を実施した。
2017年8月 国土交通省近畿地方整備局奈良国道事務所長の感謝状を承けました。

NPO法人関西環境とインフラを考える会におけるいろいろな活動の様子を以下にご紹介します。

1. ロードレポーター活動
ロードレポーターとは国土交通省が2003年に「ボランティア・サポートプログラム」の一つとして「ロードレポーター制度」創設し、全国に先駆けて近畿地方整備局が実施することになりました。
同局奈良国道事務所が先陣を切ってこのロードレポーターを実施するにあたり、当KKIがお手伝いすることになり、2003年10月に実施協定を締結することになり、現在に至っています。
ロードレポーター制度の実施
国道24号などのロードレポーター実施協定を国土交通省近畿地方整備局奈良国道事務所と締結した。

     活動の様子を紹介します。

ロードレポーターの打ち合わせ会
奈良国道の担当職員とわがKKIのロードレポーターの事前打ち合わせを行いました。
ロードレポーターの皆さん
写真説明 (写真左上)レポーターの皆さんで国道24号のごみ拾いなどの後のひと時
     (写真右)上右3枚:ロードレポーターがウォッチング中の現場
                  (写真下)上:事前打ち合わせ会議 下:ロードレポーターのウォッチング中の現場     
道路柵の破損
ロードレポーターが道路ウォッチングして道路柵の破損を報告した。
道路柵
後日事務所が道路柵の補修をしていただいた。
2.文化財啓発運動
関西では京都、奈良など古都に恵まれ、沢山の文化財があります。昔からの尊い文化財はとっても重要なインフラとして守っていかなければなりません。私たちは皆さんにもその重要さを啓発しようと、地区の有識者によるいろいろな文化財をめぐり、あらためて知識やその存在を学んでいっています。
3.河川等環境再生調査活動
関西地方で多くの河川が存在します。ごく身近な河川を対象に水質調査をしています。この調査で河川の水を採取しなければならないので、子供達と一緒に採取活動をしています。KKI会員(ミドリの制帽をつけた人)が子供達に採水の指導をしているところです。
4. 燈花会でボランティア活動
国土交通省近畿地方整備局等が毎年8月に催す「道の日」に行われた「奈良燈花会」で活動するKKI会員達(お揃いの東大寺が描かれたTシャツを着ている。)

 5. 地域インフラの安全点検活動
 平成22年に平安遷都1300年記念の年として奈良県では様々な催しがあり、県内外から多くの人が訪れるために、その周辺の地域で気持ちよく、安全・安心に来ていただけるように私たちは事前にインフラ施設の快適さや安全性などの点検を実施しました。